イラレの色設定「塗り」と「線」
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/enkame02.png)
イラレの色設定は、大きく「塗り用」と「線用」の2つに分かれます
![イラレで作る四角の完成図](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/210701kansei-sikaku.png)
![いっぺい](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/ippei-katateage.png)
上の図は「塗り」をベージュ系、「線」をブラウン系に設定した四角だョ
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/enkame02.png)
ではまずはじめに、塗りの設定方法から見ていきましょう
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1.塗りの設定
1-1.カラーピッカーで塗りを設定
作成したオブジェクトや文字を 選択ツールで選択。
参考 ▼ツール一覧早見表(画像付き)【Adobeイラストレーター】
選択後、カラーパネルを操作。
![カラーパネルの表示方法画面](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/210701sikaku2-3-500x427.png)
カラーパネルで、 塗りが線の上 になっているかチェック。塗りが線の上になっていない場合は、 塗り の部分をクリックして画像のように手前にする。
![塗りのカラーパネル設定解説画面](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/210701sikaku2-1.png)
![線が上はNG](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/210701sikaku2-2.png)
↓下の画像の 三本線をクリックするとカラーモデルが表示される。グレースケール、RGB、HSB、CMYK、WebセーフRGBと色々あるが…
![カラーパネルのオプション画面](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/210701sikaku2-4.png)
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/enkame-uemigi.png)
今回はCMYKでやっていきます
![塗りのカラーピッカー](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/210701sikaku2-5.png)
![塗りのカラーピッカー設定詳細図](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/210701sikaku2-6.png)
下図の例ではCMYKのM22%、Y40%でベージュ系に。
![カラーピッカーでのCMYK入力](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/210701sikaku2-7-800x537.png)
![いっぺい](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/09/ippei-banzai.png)
ちなみに入力時「%」は省略可。数字のみでオッケ〜
最後に OK をクリックしたら塗りの設定完了!
1-2.カラーパネルから塗りの設定
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/siteicon2.png)
お気づきの方も多いと思いますが、色の数字(%)の変更はカラーピッカーを表示させなくても、最初のカラーパネルからも同じことが出来きます
![カラーパネルでのCMYK設定画面](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/210701sikaku2-8.png)
![いっぺい](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/09/ippei-banzai.png)
CMYKやRGBなど数値が決まってる人はここでサクッと設定しちゃえばOKね
2.線の色を設定する
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/siteicon2.png)
次に、線の色設定について見ていきましょう
2-1.カラーピッカーで線の色を設定
作成したオブジェクトや文字を 選択ツールで選択後、カラーパネルで 線 が塗りの上 になっているかチェック。なっていなければ、 線 の部分をクリックして画像のように手前にする。
![線のカラーパネル画面](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/210701sikaku3-1a.png)
![塗りが上はNG](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/210701sikaku3-2.png)
![線のカラーピッカーを表示](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/210701sikaku3-3.png)
塗り同様、①~②を動かしたり、③~④の数字を変えることで、色が変わっていく。赤点線の部分に色のプレビューが表示。下図は ③ のCMYKを設定し、ブラウン系に設定した例。
![線のカラーピッカー設定詳細図](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/210701sikaku3-4.png)
2-2.カラーパネルで線の色を設定
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/siteicon2.png)
線の色も、塗りの設定同様、カラーパネルで色を設定できます。
![線色カラーパネルでの設定方法](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717border-colorpanel.png)
![いっぺい](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/06/ippe-pika-nUP.png)
塗りの場合も線の場合も共通して、使用する色が明確に決まっていれば、カラーパネルで事足りるってことね
3.スウォッチで塗りや線の色を設定する
![いっぺい](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/ippe-uuun.png)
CMYKの数値やカラーピッカーで色を設定出来ることは分かったけンど、同じ色を使いたい時、毎回いちいち設定するのめんどくさいなぁ…
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/enkame02.png)
使用頻度の高い塗りや線の色は、スウォッチから呼び出したり、登録したりしちゃいましょう
スウォッチはざっくり言うと、色に名前をつけたもの。イラストレーターのスウォッチでは、単色・グラデーション・パターンなどにもスウォッチパネルで名前を付けてカスタマイズ出来る。
![スウォッチパネル](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch0.png)
3-1.スウォッチパネルから選択
スウォッチがウィンドウに表示されていない場合は、メニューの ウィンドウ > スウォッチ に✔︎チェックを入れて表示。
![スウォッチの表示方法](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch1.png)
スウォッチパネルはデフォルトであらかじめ基本の色やグラデーション、パターンなどが登録されている。デフォルトのスウォッチに使いたい色があればここから選択しよう。
![スウォッチパネル(デフォルト)](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch2.png)
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/siteicon2.png)
デフォルトのスウォッチに適当な色が無い!という場合は、次章の自分でカスタマイズして新規スウォッチを自作する方法を試してみましょう
3-2.新規スウォッチを作成する(自作カスタマイズ)
スウォッチパネルの ボタンを押して、表示されたメニューから「新規スウォッチ」を選択。
![新規スウォッチ手順1](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch3.png)
表示された新規スウォッチの画面で、CMYKの数値を変更(例ではCMYKのMのみ20%に設定)。OKをクリック。スウォッチに設定した色が追加された。
![設定画面とスウォッチ追加画面](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch4.png)
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/siteicon2.png)
スウォッチはこの方法でドキュメントごとに保存されます
他のドキュメントやアプリケーション用にスウォッチを保存&呼び出す方法は後述。
カラーをグレースケールやRGBでスウォッチを作成したい場合
新規スウォッチ設定画面で、カラーモード をクリックすると、グレースケール、RGB、HSB、CMYK、Lab、WebセーフRGBからカラーモードを変更できる。
写真の例ではグレースケールを選択。CMYKの数値入力部分がKのみに変わった。
![カラーモードをグレースケールにした場合](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/210715appearance-color-tips.png)
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/siteicon2.png)
では次に、スウォッチのライブラリから選択する方法も見てみましょう
3-3.スウォッチのライブラリから選択
スウォッチのライブラリには、下図のようなメニューが用意されています。
![スウォッチライブラリ一覧](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch5-1.png)
スウォッチの ボタンから、「スウォッチライブラリを開く」から選択。今回の例ではグラデーション > パステルを選択した。
![ライブラリのグラデーション](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch5-2a.png)
![パステルグラデーション](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch6.png)
ここから使用したい色を選択すると、オブジェクトに反映される。
![](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch7.png)
![いっぺい](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/09/ippei-banzai.png)
オラ、このグラデーション気に入ったど!
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/siteicon2.png)
気に入ったのならスウォッチに登録しておきましょう
呼び出したライブラリから をクリック後、「スウォッチに追加」を選択。
![ライブラリからスウォッチに追加](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch5-3.png)
![登録された](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch5-4.png)
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/enkame-uemigi.png)
この流れで、ライブラリからスウォッチに登録できます
![いっぺい](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/ippei-pc-hukidasi.png)
イラレのライブラリには様々なスウォッチがあるなぁ
![DICカラー](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch8-1.png)
![パターン](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch8-2.png)
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/siteicon2.png)
中でもイラレ独自のパターンはありがたいので色んな場面でためしてみてください
【別のドキュメントや他のアプリケーションでスウォッチを使いたい】
イラストレーターの別のドキュメントで使用したい
Illustratorの別のドキュメントなどで使う為に、スウォッチライブラリを保存する場合は、スウォッチメニューから「スウォッチライブラリをIllustratorとして保存」を選択。
![イラレ用の保存](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch-betuho2-1.png)
次の画面で任意の名前を設定。例では「テスト1」。拡張子は「.ai」。保存クリックで保存完了。
![イラレ用の保存名](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch-betuho2-2a.png)
保存したスウォッチを呼び出す
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/siteicon2.png)
次に保存したスウォッチを呼び出してみましょう
スウォッチで スウォッチライブラリを開く > ユーザー定義 > 保存したスウォッチライブラリ(例ではテスト1)の順でクリック。
![呼び出し画面](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch-betuho3-1-800x884.png)
下図のように、読み込んだスウォッチが読み込まれる。
![呼び込み完了](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch-betuho3-2.png)
他のアプリケーション用にスウォッチを保存
PhotoShopやInDesignなどで使えるようにスウォッチライブラリを保存する場合は、スウォッチのメニューから「スウォッチライブラリを交換用として保存」を選択。交換用のスウォッチファイルを保存しよう。
![別のアプリケーション用保存](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch-betuho1-1.png)
任意の名前を設定。例では「テスト2」。交換用スウォッチファイルの拡張子は「.ase」。任意の保存場所を選択し、最後に保存をクリック。
![別アプリケーション用保存名](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch-betuho1-2a-800x378.png)
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/siteicon2.png)
イラレ以外のアプリケーションではグラデーション、パターン、濃淡を含むスウォッチは交換できません。
![注意事項](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch-betuho1-3-500x149.jpg)
![いっぺい](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/ippei-katateage.png)
上記のような注意書きがでるね
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/enkame02.png)
該当するスウォッチは、PhotoShopなどで読み込んで開いた時に表示されませんのでご留意ください
他のアプリケーションにスウォッチの読み込む(PhotoShopの例)
<別アプリケーション用に保存した交換用スウォッチ(.aseファイル)を呼び出す場合>
例えばPhotoShopの場合、スウォッチの から「スウォッチを読み込み」をクリック。保存した場所からファイル(例では「テスト2.ase」)を選択し、開くをクリック。
![呼び込み手順1](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch-betuyobi-p1.png)
![呼び込み手順2](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch-betuyobi-p2.png)
PhotoShopのスウォッチ内に「テスト2」の交換用スウォッチが読み込まれた。
![呼び込み手順3](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717swatch-betuyobi-p3.png)
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/siteicon2.png)
ということで、ここまでは色を設定する方法を見てきました。逆に、色が必要ない場合はどうするかも見てみましょう。
塗りや線に色をつけたくない場合はどうする?
オブジェクトの色や線の色をつけたくない場合はどうしよう…
![いっぺい](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/09/ippei-kubikashige.png)
透明度を下げたり、色を白に設定すればいいんだべか?
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/siteicon2.png)
いいえ、そんな面倒な事をする必要はなく、もっと簡単です
塗りや線が不要の時は、カラーパネルで なしを選ぼう!
を選ぶ。たったこれだけ。
![塗りなしの例](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717xnurinashi-800x480.png)
![いっぺい](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/09/ippei-banzai.png)
簡単楽ちん!
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/siteicon2.png)
背景がある場合は下の写真のような感じになります
![塗りなし背景有りの例](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/0717xnurinashihaikeituki.png)
![いっぺい](https://enkame.com/wp-content/uploads/2021/07/ippei-pc-hukidasi.png)
線にだけ色がついてるのがよく分かるべな
4.色設定のまとめ
- 色は塗り用・線用で個別に設定する!
- 「塗り」か「線」を選択してから色設定!
- カラーピッカーはカラーパネルの「塗り」or「線」をダブルクリックで表示!
- カラーピッカーは4箇所で色の設定が可能!
- カラーパネルの色設定はCMYKやグレースケール、RGBなど数値を設定!
- あらかじめ用意されているスウォッチからも選択できる!
- スウォッチはカスタマイズで自作の色を登録できる!
- スウォッチはAIの別のドキュメントや、PhotoShop・インデザインなど他のアプリケーション用にも保存・読み込みができる!
- 色をつけたくない場合は
「なし」を選択!
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/enkame02.png)
今回は、オーソドックスな色の設定をやってみました
![いっぺい](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/09/ippei-kubikashige.png)
イラレでは塗りや線という概念があって、それぞれに色をつけたり、逆に色を無しにしたりできるのね
![えんかめ](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/08/siteicon2.png)
線と塗りは、最初はこんがらがってしまうこともあるかもしれませんが、慣れればなんてことないですよ
![いっぺい](https://enkame.com/wp-content/uploads/2020/09/ippei-banzai.png)
繰り返しやって覚えていくべなぁ〜♪
- 今回使用したIllustratorはAdobeCCのコンプリートプランに含まれる
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- イラストレーター単体はこちら
- » Illustrator(Adobe公式サイト)
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「基本のき記事」まとめ一覧
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- 三角と多角形 イラストレーターでの「多角形と三角形」の作り方
- 星とギザギザふきだし イラストレーターでの「星とギザギザふきだし」の作り方
- 線の作り方 イラストレーターでの「線(種類8パターン)」の作り方
- 角を丸くする(角丸)イラストレーターでの「角丸」の作り方
- 文字の装飾 イラストレーターでの「文字の装飾」のやり方パターン
- 星の角を丸くする イラストレーターでの「星の角を丸くする」やり方2種類
- 卵としずくを作成 イラレでの「たまご型」と「しずく型(水滴)」の作り方
- グラデーションとドロップシャドウ 「グラデーション」と「ドロップシャドウ」
本日もご清覧ありがとうございました。
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