アクロバットでPDFを閲覧したりする方、多いのではないでしょうか
Acrobat Pro DC は編集機能も豊富に用意されてるね
今回は、そのAcrobat Pro DCで開いたPDFを、アクロバット上からイラストレータを開いて修正・編集する手順の備忘録です。ツールバーに「オブジェクトを編集」を追加する手順から収録。
AcrobatProDCとIllustratorは AdobeCC のコンプリートプランに含まれます。
AcrobatDCで開いたPDFからイラレを開く!
別アプリケーションで開く際の注意点!
イラストレーターで編集・修正・開く際に、データが大きく崩れてしまったり、小さい変化に気づけず見落としてしまうなどの危険性もあります。イラストレーターやPDFに限らず、別のアプリケーションで開いたり編集する場合は、あらかじめ(バックアップ)をとっておくことをおすすめします。
- もっていないフォントが使われているPDF(フォントが置き換わったりアウトライン化される)
- 修正したい文章の文字が画像もしくはアウトライン化されているPDF(編集不可・同じフォントで打ち直しなど)
- そもそも全てが画像のPDF(画像以外編集不可)
- 表やタブ(スペース)などが多用された煩雑なデータのPDFなど
では早速、アクロバットからイラレを開く手順をみていきましょう
作業環境は以下の通りだよ
OS:macOS Big Sur バージョン:11.5.2 |
Acrobat:Adobe Acrobat Pro DC バージョン:21.5.20058 |
Illustrator:Adobe Illustrator CC バージョン:25.4.1 |
ツールバーにオブジェクトを編集があるか確認
最初に、画面上部のツールバーに「オブジェクトを編集」のツールがあるかチェック。(ツールアイコンはバージョンによって異なります。[ver:21.5.20058])
ツールバーに表示されていれば、ツールを選択で、ページ編集をクリックに進みます。
ツールが表示されていなければ、次章の クイックツールをカスタマイズでオブジェクトを編集のツールを、ツールバーに常時表示させてみます。
クイックツールをカスタマイズ
以下、オブジェクトの編集ツールを、ツールバーに常時表示させるための手順です
ツールバーで右クリック。右クリックのメニューからクイックツールをカスタマイズを選択。
すると下記のクイックツールカスタマイズの画面が出てきます。
印刷工程から【オブジェクトの編集】ツールを選ぶ
ポップアップ画面のサイドバーを下にスクロールして印刷工程を選択。
印刷工程のプルダウンから①オブジェクトを編集を選択後、右側の②+↑ボタンをクリック。
これで、ツールバーに表示するツール:にオブジェクト編集のツールが追加されました。最後に保存をクリック。
ツールバーに「オブジェクトを編集」ツールが表示された
ツールバーに追加された様子がこちら。
(番外編)都度ツールを呼び出す場合
TIPS
ツールバーに常時表示させずに都度ツールを呼び出す方法です。まず、①でツールのタブを選択後、②ツール検索窓にオブジェクトを編集と入力しツール検索します。
検索結果に表示された印刷工程のオブジェクトを編集を選択。こちらの方法でもOK。
ページ編集をクリック
画面上で ① 右クリック。右クリックのメニューから ②ページを編集を選択。
(ここでは何もオブジェクトがないところで右クリックを実行。オブジェクト選択時どうなるかは後述のTIPSを参照)
TIPS
オブジェクトを選択した状態で右クリックすると、ページを編集ではなくオブジェクトを編集に変わります。
編集アプリケーションにIllustratorを指定
ページを編集を選択後、編集アプリケーション指定を促す下記のポップアップが出た場合の設定手順です。
↑このポップアップが出ずイラストレーターが開いた場合は、次章の イラストレータが開くに進みます。
環境設定を開きます。
環境設定内の①コンテンツ編集を選択後、②ページ/オブジェクトエディター…をクリック。
エディターのアプリ用にイラストレーターを選択し(macはアプリケーション内にあります)、開くをクリック。
ページ/オブジェクトエディター…ボタンの上に、選択したIllustratorが表示されました。
これで編集アプリケーションの設定は完了です。再び、右クリックのメニューからページを編集を選択。
TIPS
先述した環境設定>コンテンツ編集内にある画像エディタ。ここにはPhotoShopなどの画像編集エディタを指定しよう。
イラストレーターが起動(開く)
イラストレーターが起動します。すでに起動している場合は、イラストレーターが開きます。
該当のPDFがイラストレーターで開きました(今回の例は白紙のPDF)。
イラストレーターで修正・編集・保存
修正や編集をします。今回はためしに、イラストレーターの 文字ツールで文字を打ってみた。
編集や修正が終わったら保存します。(Ctrl/Command + Sでも可)
Acrobatで確認
Acrobatに戻ってPDFを確認してみます。無事、イラストレーターでの加筆箇所が反映されていた。
【まとめ】AcrobatからPDFをイラレで開く時の総復習
- PDFを他のアプリで開いて編集する際は、バックアップをとってから!
- オブジェクトを編集ツールをツールバーに常時表示させておくと今後楽ちん!
- オブジェクトを編集ツールを選択後、右クリックのページを編集でイラレ起動(開く)!
- ポップアップ画面が出た場合は、編集アプリケーションにイラレを指定しよう!
- 最後にAcrobat上でPDFを確認しよう!
以上が、AcrobatProDCからイラレを起動するやり方の忘備録でした
Acrobat上での修正に限界があるときなどやってみよ〜
バックアップは忘れずに!
本日もご清覧ありがとうございました。
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